薪との出会い

店主はキャンプ歴20年以上になりますが、2021年迄務めた前職から木工関係の仕事をしていて、工房で薪を調達していたので、
25年ほどキャンプ用の薪を購入したことはありません。

(ここでのキャンプ歴:子供の頃のキャンプや、バンガロー泊はカウントしていません。自分のテントを自分で張った時から)

 

お付き合いしていた家具職人さん達にとって薪(端材)は、処分にお金がかかるだけのただのゴミ。

だから貰うと、職人さん達は笑顔、こちらも笑顔、双方にとってWIN WINでした。

(※現在のC+Cでは、職人さんの寸法カットと梱包手間に対し、フェアトレードで購入しています)

 

そんな訳で、キャンプに行く特はいつも大量の薪(端材)を持って出かけていました。

端材といっても桟木から高級木材まで様々あり、さながら薪のデパート状態。

(桟木:薪割り要らず焚き付けに最高、高級木材:質量が大きく火持ちが最高)

 

薪を貰うのも嬉しい反面、実はみんなに「持ってけ、持ってけ」と渡されるので、大量の薪を消費するのも一苦労でした。

いつも何処のキャンプ場に行っても、どこよりも大きな炎を上げていました。(注:怒られた事もあります^^;)

 

キャンプを始めた当時は、調理用のグリルと焚き火専用の焚火台を両方使用している人は、まだ少数派だったと思います。

暗くなり焚き火を始めると、徐々に周辺サイトの見知らぬキャンパー達が集まり、一つの焚き火を囲み、会話が始まるというのが常でした。

 

現在のキャンプでは各サイト、ソロサイトでも必ずと言っていいほど焚火台があり、それぞれ焚き火が行われています。

ソロキャンプブームやコロナ禍で個々の時代になり、その様子があまり見られなくなったのは、それはそれで少し寂しい感じがします。

 

それから歳と共に薪も量から質へ、樹種による燃焼の違い等の知識や技術も向上し、焚き火は人生の一部となっていきました。

こうして、当初から薪の入手に困る事のない環境にも恵まれ、必然的に焚き火にハマっていったという、自身の薪との出会いでした。

 

 

 

 

キャンプ&クラフト

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